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きんもくせいめいおうせいと目を開く

タイトルは旧作。

秋ですね。

3キロも太ったよ。
たぶん、お腹回りです。
かがむとくるしいってのは、もう、だめかね。

これからどんどんおいしいものが溢れるちまた。
どうしよう。


東奥文芸叢書 角田古錘句集』より
わたしの好きな10句(掲載順)+1です。

ともだちになろう小銭が少しある
神様も片手は少し汚れてる
みんな生きてるものすごい音たてて
炬燵の上の蜜柑一つが絶縁体
蕎麦つるり詫びたい人はみな芒
生きるため時々齧るポリバケツ
絶叫をするには人が多すぎる
変身をするぞするぞと飯を食う
落武者の顔で味わう海苔茶漬け
こんなにも捨てる物あるお葬式

こうして並べると食べ物の句が多いんですが、それはわたしがくいしんぼだからってこともあります。
でもそれだけじゃなくて、実際、多いんですよ。
しかも、古錘さんの場合、食材そのものより、食べるという行為に特化してるような気がします。
ものすごい音たてて、落武者の顔で、海苔茶漬けをかきこむひと。
変身するぞするぞと、つぶやきながら。
こ、こわい。

何頭の象を食ったか数えてる

で、集中いちばん好きというか、目が離せなかったのがこの句。
象だよ、象。しかも複数。
なんというか、壮絶、ですよね。
他にも「象」の句があちこちにあるんですが、象がなにをあらわすのか、考えるとこわいです。
なんだか、うちのめされそうで。

食べることの壮絶さ、みたいなところ、開高 健の『最後の晩餐』を思い出しました。
「腹のことを考えない人は頭のことも考えない」S・ジョンソン


いいおてんきだねえ。
写真とろうか。

ち。またかい。モデル代高いぜよ。
あとで、海苔、な。
(海苔、だいすきなんですが、ネコ的にそれはどうなのか?)

きんもくせいめいおうせいと目を開く_d0162614_13394009.jpg

にゃー、かいぬし。
写真とるなら、このへんのごみ、まずいんじゃね。
(と、しっぽでお掃除ちゅう)
きんもくせいめいおうせいと目を開く_d0162614_13401426.jpg

わ。なんか、わらわらしとる。なんかゆうとる。
(こどもの集団通過中)
きんもくせいめいおうせいと目を開く_d0162614_13403505.jpg
じー。
絵的にはきれいなんですけどね。
じばらくガン見(笑)
きんもくせいめいおうせいと目を開く_d0162614_13405441.jpg






by nakahara-r | 2015-10-04 13:59 | 川柳

なかはられいこ 川柳と暮らす


by なかはられいこ
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