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ワールドカップはこれからが本番

ただのひとりごとです。

ザックジャパンのWCが終わりました。
何を言っても結果論にしかならないので、何も言わないつもりでしたけど、
コロンビアに日本相手ならサブの選手でいいだろう的な扱いをされ、
テキトーに攻めていいよみたくボール持たされて、
一発、カウンターで決められるという展開がめちゃくちゃ悔しかったです。
完全に格下扱いでした。

個人的には岡崎の泥臭いヘディングシュートが見られて満足(と、自分自身を慰めてみる)
あの低さで頭から突っ込める選手は岡崎くらい。
高さでは絶対競り勝てないのだから。
いろいろ批判されるだろうけど、わたしはザックのイメージしてた攻撃的サッカー好きです。
単一民族である日本人には組織としての機動性は有効だと思う。
俺が俺が、という意識が足りないってよく批判されるけど、
それを短所ではなく、長所にすればいい。
細かいパスをつないでゴール前で相手のミスを誘う、もしくはディフェンダーを翻弄してスペースをつくる。
ああ、でもドリブルでゴールエリアまで持ち込める選手がほしいなあ。

以上、ひとりごとでした。
いったんここまで更新しておきます。
続きはとりあえず寝てから(笑)



というわけで。
ねじまき句会の公式サイトである、月刊★ねじまきですが、
いままで句会の結果報告に特化してしまっていて、
一ヶ月に一度しか更新されていませんでした。
が、今回から句会メンバーの瀧村小奈生さん が管理してくださることになったのでした。
なんだか楽しいことになりそうな予感がします。


青森県の「弘前川柳社」の結社誌「林檎」に、2年間という約束で「雲の述語を考えながら」というタイトルの作品評を書かせていただいています。
隔月刊なので、計12回。
ただいま9回目の原稿を脱稿したところ。

木洩れ日のような老女になっちゃって  中村みのり 「林檎」NO.531より
前号でとりあげた作品です。
一見、軽くて乱暴にすらみえる「なっちゃって」は裏返しの表現のように読めます。悲しみや諦めや無念の。しかしそれら負の感情が「木洩れ日」によって救われている、とも思います。


by nakahara-r | 2014-06-25 09:46 | 川柳

偶然と出会うカムチャッカ半島で

タイトルは6月のねじまき句会、題詠「然」に提出した句。
月刊★ねじまき 更新されています。


東海柳壇 6月19日掲載分のご紹介。
コメントを書いたのは以下の5句。

座布団の四隅の糸のように祖父母 湯浅勝史
雨を挟んで遠く離れているふたり 山口亜都子
これみんな着てから死のう衣替え 本城恵美
夏場所や蒙古襲来かとおもう 北出静雄
掃除機は黙って俺について来る 大久保隆紀

言いたいことはすでに新聞に書いたので、ここでは触れませんが、
味わい深い作品が多くて楽しかったです。
あ。ひとことだけ。
「衣替え」の本城さんは85歳の方です。
カッコいい!

東海柳壇のおしごとをさせていただいて、4年経ちました。
2010年、4月20日にはじめて掲載されました。
で、トップで抜いたのが

見る側が試されている河馬の尻 鈴木ますみ
でした。
しょっぱなから「尻」かよ!
という外野の声(もちろんエールです)があったのを懐かしく思います。

変わらず投句してくださる常連さんのお名前を見て安堵したり、
初めてお見かけするお名前を見てうれしく思ったりしながら、
毎回、数々の投句作品と格闘しております。

助詞の一文字で落とさざるをえなくて(たぶん作者より)くやしい思いをしたりもします。それを直接、作者さんにお伝えできないことが、いちばんくやしかったりします。

だから、3、4回、いや、7、8回、抜けなくても、自分はダメだとあきらめないで、かかわり続けていただければなあと切に思うのです。

さいきん、しみじみ思うのは、
信じることはかんたんだけど、
信じ続けることはとてもむつかしい。
自分自身が試されているのだと。


浮世のしがらみってやつで、お出かけしました。
必然と出会う開田高原で、の巻ですね。

頂上付近が雲で隠れていますが、遠くに見えるのが御岳。
3000メートル級ってのは、やっぱ迫力あります。

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遠くから見てたからヤマボウシとかんちがいしてましたが、
近くに寄ると、アジサイみたいな花姿。
カンボクと訊いたんだけど、そうなのか。

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これは朴の木。
朴葉味噌とか、朴葉寿司になるために生まれてきたの(違っ
うつくしい緑。
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しょぼいけれど、アヤメです。
あやめと菖蒲(しょうぶ)と杜若(かきつばた)、違いわかります?
花びらの根元が、網の目状になっているのが文目(あやめ)。
花びらの根元が黄色いのが、菖蒲。
花びらの根元が白いのが、杜若です。
わたしもさいきん知ったのよ。
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帰宅したら、まりん、いささかおかんむり。
日ごろ、そこはダメって言うと素直におりるのに、
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でん、と構えすぎ。
「おりてくださらんか」
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「で、それがなにか?」
あー、はいはい。
おるすばんさせて悪かったよ。
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by nakahara-r | 2014-06-23 20:02 | 東海柳壇 拾穂抄

おかじょうきとか、サムライジャパンとか

「おかじょうき」6月号が届きました。
気になった句をすこし

音もなくゾウ出してきた銀行員  小野五郎
ゾウ!
一瞬あぜんとしましたが、「音もなく、何かを出してくる銀行員」というイメージには無理がないっていうか、自然に腑に落ちます。しかも「ゾウを出して」ではなく「ゾウ出して」です。前者は説明っぽく後者は口伝っぽい。「なんと、ゾウ出してきたんですぜ」みたいな。だから一瞬、荒唐無稽にみえても読み手のアンテナのどっかにひっかかるんでしょうね。ゾウがカタカナ表記なのも効いていると思います。これが「象」と書かれていたら、象の像が(あー、めんどくさ)くっきり浮かびすぎて、わけのわからなさという魅力が半減するような。

わたしってだれの空からこぼれたの  笹田隆志
またまたー。
なんちゅうか、男性版ぶりっ子のようなことゆっとられますが、「わたし」という存在が「こぼれた」ものであるという捉え方に惹かれますね。
子宮ってよく海に例えらたりしますが、空だって子宮なのかもしれない。
ひとが死んで空に還るというのは、あれはふたたび子宮に還ることなのかもしれない、と思ったり。

妹を描けばクレヨン折れて行く  徳田ひろ子
姉も妹もいないのであまり理解できているとはいえませんが、複雑な感情に左右されるときもあるものなんだろうなあと想像します。折れてゆくのはクレヨンであり、あらまほしいこころのありようなのではないかと。そんな幼児期のうまく説明できないけれど、なんだか疚しいこころの動き。そこに自覚的なところが、この句のポイントではないかと思うのでした。

突然をこなごなにしてポケットに  まきこ
ポケットの中でこなごなになるのはビスケットだけかと思ってました(嘘)
なにしろ、相手は「突然」です。もうこれは、すばやく両手で砕いて、とりあえずポケットにいれてしまわねば。
緊急避難ですね。

一日を吐いて折り目をつけて寝る  守田啓子
高校生の頃、プリーツスカートの折り目をつけるためにお布団の下に敷いて寝たことなど思い出しました。永久プリーツ加工というのはあったけど、雨が降ったりするとへたれるんですよ、襞が。
ま、んなことはどうでもいいんですが、この句、終わった一日、なんですよね。どんな日であったにせよ、吐露することで完了したはず。ふつうはお風呂で流したり、ゴミ箱に捨てたりしませんか。それを「折り目をつけ」るとは。どんだけクソ真面目なんだよと思いつつ、これは完了のその先にある了解にまでもっていくための儀式なのかもしれないと思いました。

灯台の覚悟を分けてもらう朝  安藤なみ
灯台好きです。岬と同じくらい好きです。
だからってわけではなくて、灯台は無休で暗闇に正しい道を指し示すのがおしごと。さぼりたいけど、灯台のことを思えば休んだりできませんってことなのかと。「灯台の覚悟」っていう捉え方がいいですね。

しんりん、とくちびるがいう性的に  柳本々々
これは「森」という題の句会作品。だからこの「しんりん」は「森林」なのですが、ひらがな表記によって、意味としての森林は初期化されています。はじめて出会うことばのように。そのうえ、ここではただの器官である「くちびる」に焦点が絞られています。そこに顔は無い。
だれかの口が発したであろう、ちょっと湿り気を帯びた「しんりん」という音の、セクシャルな語感を前面に、一度は初期化されながらもなお、読み手のあたまに残る森の持つ「性的」なイメージ(さまざまな生命体の存在する場)を背景に描かれた、奥行きの深い句ではないかと思うのです。



Youtubeシリーズです。(勝手にシリーズ化)

いよいよWCが始まりますね。
グループCはなかなかきびしいっすねー。予選突破できるとうれしい。
んで、一戦目のコートジボワール戦はねじまき句会の日なんでした。
応援、泣く泣くあきらめます。
個人的には、けして美しくはないというか、泥臭い岡崎のゴールと、
日本代表の香川ではなく、マンUの香川(笑)の降臨を期待しつつ、
柿谷はちゃんと機能するのかと母鳥のような気持ちになるという、
めちゃくちゃ落ち着かない日々がはじまります。

これ、TVで見た人いるかもしれませんが。
海外で「ニッポン、かっこぇー!」と大人気のPVです。
甲冑の中の人はフリースタイル世界王者の徳田耕太郎さんだとか。


by nakahara-r | 2014-06-13 12:06 | 川柳

HAPPY Fukusima

6月ですね。

更新が滞っておりますが、わたしは元気です。
職場が業務拡大ばっかしてて、覚えることがいっぱいで、
いままで覚えてたことを忘れなきゃいけなくて、脳内パンク状態です。
覚えることより、白紙に戻ることのほうがむずかしい。
だって、指が勝手に動くんだもん。

と、気をとりなおして、先回の東海柳壇のご紹介です。

待っているまたねのまたが来る時を 小木曽祐子
出しゃばりな右手を叱る左の手 喜多村正義 
向日葵のような顔して司会する 西井晋
身の丈をこえた明日をお分けする 青砥和子
夏ですな笛吹きケトル早く鳴く 福沢義男


毒のあるブラックな句や、ガツンとあたまを殴られるような句も、もちろん好きなんですが、
ちょっと情けない、ちまちました日常を生きる、
愛すべき人々のやさしい表情が読み取れる句もいいですね。
そんな川柳と同じように、思わず微笑んでしまうステキな動画をご紹介しておきます。
世界中で20万回以上再生されている"HAPPY Fukusima"です。

出演者は駅長さんはじめ、すべて福島県民のみなさま。
お坊さんたち、ステキすぎる。


by nakahara-r | 2014-06-12 11:38 | 東海柳壇 拾穂抄