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約束だから

寒蜆約束だからそっと煮る/青砥和子(東海柳壇1月31日掲載)



  約束の寒の土筆を煮て下さい/川端茅舎

「約束」「寒」「煮る」とくれば、どうしても川端茅舎の句を想起せずにはいられない。
青砥の句には茅舎ほどの切実感はみられないが、
それは希求する側とされる側のちがいでもある。
ともあれ「約束だから」にぐっときてしまう。
まさか寒蜆との約束ではないだろう。
(だいしょうぶよ、そっと煮てあげるから、ほら怖くないでしょ)みたいな。
いや、あるか? 
という冗談はさておき、この約束ははたして「蜆を煮る」ことなのだろうか。
そうかもしれないが、それだけではないような気もする。

わたしにはこの句は二箇所で切れているように思えるのだ。
「寒蜆/約束だから/そっと煮る」

「寒蜆をそっと煮る」という日常の手仕事の中に、
唐突に「約束だから」という漠然とした思念が割り込んできたような。
「約束だから」が宙に浮いたかんじ。
どんな約束かはわからない。
誰との約束かもわからない。
でもなぜか胸にせまるものがある。

なにげない日常のルーティンワークのなかで、ふっと紛れ込む過去の記憶の断片。
瞬間、胸がちくっとしたりするが、すぐに忘れてしまうもの。
そんな日常をだれもが生きている。
by nakahara-r | 2013-02-21 00:04 | 東海柳壇 拾穂抄

鋭角に曲がれスプーンもニッポンも

締切が迫ってるので現実逃避。(またか)
あと3000字?←だれに報告してんだよ(笑)

久しぶりの更新なのにいつもにましてお役にたちそうもない、
ただのひとりごとです。

今週の木曜日掲載の東海川柳壇の刷りが届く。
メールで届くPDFファイルのデータで筆者校正をする。
すこし手直ししてもらったりもらわなかったりして無事校了となる。

担当のKさんからときどき入選作品についての質問がある。
「○番目の句はどう解釈すればいいのですか?」とか、
基本的にそんなかんじの。
ひとによるかもしれないが、わたしは個人的にその手の質問に答えることが苦にならない。
というか、好きだ(笑)

紙面には表れないところでいろんなひとが関わり、いろんな作業がなされ、
いろんな言葉が飛び交っている。
言うまでもなく現場とはそういうものだ。
木曜日の朝刊をお楽しみに。



久しぶりに髪を切ったのに、美容院で失敗してけっこう凹んでいる。
だって、ヘルメットなんだよー。
しかも第一次世界大戦のドイツのだよー。
しくしくしく。
by nakahara-r | 2013-02-18 23:35 | ただの日記