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ことしのことはことしでおわる

長いあいだ、ほうりっぱなしですみません。
私生活に翻弄され、なかなか時間がとれなかったり。
いいかげん、時間の使い方おぼえようね、自分。

いただいた句集や、結社誌や、その他、
なにひとつ触れられないまま年を越してしまいそうです。
少しづつでも感想など書いてゆきたいと思います。

ことしいちばんかわいかったのは、歯列矯正具。

みなさま、どうぞよいお年を。
来年はひかりあふれる年になりますように。




# by nakahara-r | 2011-12-31 20:20 | 川柳 | Trackback | Comments(0)

ちちはははすすきにちかくゆれている

敬老の日になにもしてあげられなかったので、
両親をのせて郡上までドライブする。
国道156号線(通称イチコロ)をひたすら北上する。
長良川に沿って走るこのルートは景色がよくて気持ちがいい。
高速を使えば一時間もかからない道程を一時間半ほどかけて到着。
父方の両親はともに郡上の出である。
父も郡上で生まれ、幼児期までこの地で過ごしたのだった。


うだつの上がる町並みをゆっくり散策する。
これは旧庁舎のある橋の上から見た吉田川。

















民家の脇を流れる「いがわ小途」の清流。ここは生活用水の水路である。
でっかい鯉がわんさかいて、えさをめぐってぬめっとした灰黒のからだが折り重なる。
こ、こわい。











こちらは街道の入り口にある折口信夫の歌碑。
焼け原の 町の最中を行く水の せせらぎ澄みて 秋近づけり   釈迢空


郡上八幡北町大火を詠む(大正8年8月)とある。







両親と出かけるといつも、これが最後かもしれないという気持ちがこころのどこかにあって、来年のはなしをするとき、気取られないていどに動揺する。
帰りの車中で母が、父と初めてハワイに行ったとき、空港までの車のなかで「さざんかの宿」を歌ったはなしをする。
わたしは青森に行ったとき、青森のともだちと、深夜の青森港で「津軽海峡冬景色」を熱唱したはなしをした。
父が「うえのはつのやこうれっしゃ」と歌い始めて、なぜか三人で大合唱することに。
この時間もいつか思い出になる。

# by nakahara-r | 2011-10-09 20:40 | フォト日記 | Trackback | Comments(0)

秋の虫ソウリョウムリョウと鳴いている

三連休初日だというのに、朝からあたまが痛い(比喩ではなく)。
寝不足のせいである。
「あしたから休みだ、わーい」と気持ちが羽毛ほど軽くなってて、井坂幸太郎の『モダンタイムス』を読み始めたら途中でとまらなくなったのだった。
結局、明け方の3時までかかって読み終える。
バイオレンスあり、国家規模の情報操作ありの、荒唐無稽な挿話のあちこちに、ほんとうに「荒唐無稽か?」とおもわず周囲を見回してしまうようなリアリティがあって、こわい。
マジョリティというのはときに「暴力」だ。
顔の見えないそれらに対してどう立ち向かうか。
しかも、無自覚に生きてるとうっかり自分がそちら側に組してしまうかもしれないのだ。
自分が選んだ、自分が見たと信じているものは、実は選ばされていたり、見せられているものなのではないのか。
まず、それ前提ね、と。
このひとのゆってることは始終一環していて、そこにとてもあんしんする。
と、盲目的に信じたり鵜呑みにしたりすると、それこそ作者にヤがられそうだけど(笑)
なでてくれーと膝に寄ってきたうさぎに「勇気はあるか」と凄んでみたり。


午後から回復したので、お茶しにゆく。
川原町にある「川原町屋」はむかし和紙問屋だった建物で、
土間も坪庭も階段も古い商家そのままがお店になっている。
ひんやりした黒土の細長い土間を抜けて蔵を改造した二階席へ。



ここのソファは大きくてゆったりしてて、
めちゃくちゃすわり心地がいい。
ピアノの生演奏つき。







抹茶をいただく。

ここは珈琲も自家製のケーキもとてもおいしいのだけど、
悩みに悩んだ末、いつも抹茶になってしまう。

うう。
やっぱし、いちじくのタルトも食べたかったー。

# by nakahara-r | 2011-10-08 13:44 | フォト日記 | Trackback | Comments(0)

ひらがなを覚えはじめたころの赤

ドライブ日和。
行こうとおもえばすぐ行けるところに、根尾谷断層がある。
わたしは根尾川の下流にあるごくごくちいさな田舎町でうまれたので、
根尾谷近辺はすでにじゅうぶん、故郷なのだ。
たしか小学生のころ遠足かなんかで一度行ったことがあったはずだけど、
そんなことはもう霧の彼方のまた彼方である。

思いついたときに行かないとまた行きそびれる、
ということでくるまを走らせた。


15分くらい走ったところであまりにもあまりな赤にでくわし、おもわず停車。


























岐阜は川の多い町だ。
堤防沿いにずーっと赤が続く。
えんえんと。




























そして、これが約120年前の濃尾地震でできた断層。

地元のひとによると上下に6メートル以上、横に4メートル以上、地層がずれたのだとか。
死者7000人、負傷者1万7000人。
内陸で発生した直下型地震では、いまもって観測史上最大の地震であるらしい。

被害者の碑に手を合わせ、
石碑の裏に刻まれた氏名をひとりづつ黙読してみる。
人口もいまよりずっと少なかっただろうし、
木造家屋ばっかしだったろうし、
情報も無いに等しかったろうし、
想像すればするほどやりきれない気になる。

およそ100年から150年ごとの周期で起きるといわれる地下の活動。
ひとごとではないぞ、と
さっきの彼岸花の赤がまぶたの裏をちらちらした。

# by nakahara-r | 2011-10-02 21:15 | フォト日記 | Trackback | Comments(0)

お日様に当たれるように整列す

朝晩、ずいぶんすずしくなった。

日脚が伸びて、ベランダの奥にまでお日さまがあたるようになったので、
花たちの鉢を入れ替えることにした。

半日がかりの労働の結果、
なんとか秋仕様になりました。


画像の右っかわの木のようなのは、冬咲きクレマチス、シルホサ系のジングルベル。
涼しくなったとたん、猛烈に芽吹きはじめた。











うちに来て3年目ではじめて実をつけたオリーブちゃん。









でも、この実、
いつ収穫すればいいのかわからず……。








夏のあいだ楽しませてくれたこたちとも、もうじきさよなら。



このこはジャックマニー系のクレマチス。
ふだんよかずっと小ぶりな花をがんばって咲かせてる。















ラベンダーもキンギョソウみたいな花も(正式名称不明)去年の秋のおわりに見切り品だったこたち。
どれも100円とか70円とかで買った(笑)

みんなありがと。
また、らいねんね。

# by nakahara-r | 2011-10-01 17:09 | フォト日記 | Trackback | Comments(2)

月刊ねじまき

ねじまき句会の公式サイト
     月刊★ねじまき OPENしました。

おひまな折にでもお立ち寄りくださいませ。





=おまけ=

うちの同居人(人?)の そら です。
ただいま2歳半。
ちょっとおとなになりました。

# by nakahara-r | 2011-09-26 20:05 | 川柳 | Trackback | Comments(6)

天国と地獄

急に秋になる。

身体のなかに足りなくなったものを補うため、自転車で公園に行く。
持ち物はポットのコーヒーと、今読んでいる本、ケータイとタバコ、小銭入れ。
公園脇のパン屋さんでサンドイッチを買ってベンチに座る。

ときおり強く風が吹いて、木々の葉がいっせいにざわざわ声をあげる。
本を閉じて目も閉じる。
ああ、すきだ。と強く思う。


ずっと、9時25分のままの時計を見上げながら
世界のどこかに、いま、9時25分の国があることを思う。


























風に乗って近くの小学校から「天国と地獄」が流れてくる。
「白組さん、がんばれー」というマイクの声がとぎれとぎれに聞こえる。
そうか、わたしが知ってるだけでも50年以上も天国と地獄なままなのか、運動会は。
なんだかせつないような、おかしいような気になって、
ひとりでくすくす笑う。

本のなかでは林芙美子の独白が続く。
昭和17年の。




帰り道でみつけたはなみずきの実。
かわいい。

# by nakahara-r | 2011-09-24 15:59 | フォト日記 | Trackback | Comments(0)

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