2012年 06月 01日 ( 1 )

川柳ステーション2012(前日)

青森で開催される、おかじょうき川柳社の「川柳ステーション2012」のため、
同じくパネラーの瀧村小奈生ちゃんと名古屋を出発。
波乱万丈の旅のはじまりである。
ありえないと思うことが起きたのは東北新幹線の終点新青森から、在来線のこれも終点の青森駅までのたった一区間。
本来ならば5分で着く距離である。

新青森から在来線のホームに移動したとき、ホームには特急が止まっていた。「青森まで乗車のお客様は特急料金は要りません」というアナウンスをきいて、特急の車両に乗り込んだのだった。

ここで、すぐに扉が閉まって発車してくれてさえいたら、あんなことはおこらなかったのに、とJRに責任転嫁してみる。

扉はすぐには閉まらず、ホームの反対側に普通列車が入ってきた。

「あ、なおちゃん、やっぱあっちに乗ろう」と特急を降りるわたし。
魔がさしたのだ、きっと。
「うん、まあ特急乗り飽きましたし、途中の駅も見られていいかも」となおちゃん。
(この時点ですでにこの会話はおかしい、途中の駅って、一区間だし)
「でもへんだねえ、なんで特急と普通が同じ時間に出るんだろうね」と、案内版を見上げるわたし。
「うん、なんでみんな特急に乗らないんだろう」「だよねー。」と、ノー天気なわたし。
「あ、青森よりもっと先に行くひともいるからか、弘前行きだし」
とひとり納得するなおちゃん。
「あ、そっかー」とあくまでもノー天気なわたし。
(だから、青森終点なんだって、先はないよ、つか、先があること事態がおかしいと気づけよ)
と、いまの時点でならば、わかる。

青森と弘前の位置関係がいまいちあたまに入っていないふたりは、意気揚々と普通に乗り込み、普通電車はフツーに発車した。
青森の話をしながら「おー、まださつきが満開だー」とか「わー、ライラック花盛りだよー」とか、窓の景色をみながらはしゃいでると、「あの、青森へ行かれるんですか?」とアラフォーと見受けられる、ちょいイケメンの男性に声をかけられる。
ナ、ナンパ?と、おもいっきりつけあがるわたし(うそ)
「この電車、青森行きませんよ、弘前行きですから。青森はあっち」としずかに反対方向を指差すのだった。

えー!!
う、うそ……。

「ど、どうすれば?」と、爽やかな笑顔の男性に訊くふたり。
「次で降りて反対方向のに乗ってください」と、あくまでも親切な男性。
おっしゃるとおり。その他の解決法などありませんです、はい。
そうこうするうちに次の駅に着き、降りようとするも、ドアが開かない。
ド、ドア開かない!!とパニクるふたり。
すると背後から誰かの手が伸びてきて、ドアの横についた押しボタンを押してくれた。
しゅ、手動なのか!

えー!!

と思うまもなく、あわててホームに飛び降りると、そこは「津軽新城」という駅で、青森行きが出るのはその30分後のことである。
駅まで迎えにきてくれていたむさしさんを30分も待たすはめになったのであった。


ありえない。

(つづく)
by nakahara-r | 2012-06-01 00:23 | 川柳