2015年 06月 04日
南から水平線が攻めてくる
タイトルは本日のカルチャー講座の題「南」の提出句。
自分的にはちょっとだけぼーっとしたたつもりなんですが、すっかり6月になっていました。
カルチャーの講座のための資料を作らなきゃと、古い冊子をあれこれ整理してるうちに、自分で書いてたのに書いたことすら忘れていた作品評の掲載誌がつぎつぎ出てきて、うっかり読んでしまいました。
ま、まずい。
10年も前の文章なのにまったく成長していないではないか。
と、思いましたことです、はい。
川柳を読んでて、いいなあと思ったり、好きだなあと思ったりすることは、ふつーにだれにでもあります。
一歩すすんで、どこに惹かれるんだろう、なぜ惹かれるんだろうと自分に問いかけてみると、もうそれはりっぱに鑑賞ですよね。
好きな作品について、大通りで声にだして言えることって、けっこう気持ちいいしうれしいです。
むかし、初心のころ大先輩に、いい川柳書こうと思ったら文章は書くな、みたいなことを言われて、ひどくびっくりしたことがありました。
こむづかしいこと書いてると、あたまでっかちになっていい川柳は書けなくなる、というのが大先輩の持論でした。
どっちみち、わたしにこむづかしいことなんか書けっこないんですが。
評が書けなくてどんづまり状態だったとき、某O氏から「理屈じゃぼくに勝てないよ。なかはらさんのいいとこはテキトーだけどやさいしいとこ」って言ってもらったことがありました。
いや、勝とうなんて一ミリも思ってませんが、ね。
たぶん、某O氏は(こいつはちょこっとあたまなでときゃ、ある程度登る)と踏んでたんではないですかね。
策士ですから。
川柳スープレックスの柳本々々さんの記事(もちろん「あとがき全集。」も含めて)を読ませていただいてると、ものすごく勇気りんりんになります。
同時に、やわらかくてあったかいものに包まれたかんじにもなります。
おもわず、笑みがこぼれます。
それは、けしてわたしみたいにテキトーではなく、一句が丁寧に丁寧に取り扱われているからだと思います。
あの場にはしあわせな光景があります。
いや、きょうはものすごく日記風ですが(そうか?)
っていうか、あした読んだらはずかしいかも。
まりんさん、さいきん、すぐに負けたふりします。
プライドはどこにわすれてきたのでしょう。
by nakahara-r
| 2015-06-04 22:23
| ただの日記