たなばた

私事でばたばたしていたため、更新が止まってしまっていました。
そのうえ、ブログの方向性なんてやっかいなものを考えはじめたら、
もうどうすればいいのかわからなくなって、書いたり消したりしてました(笑)

だいたいわたしはものごとを深く考えて、結論を出すということが苦手で
あとさき考えずにまず動いてしまう、そしてあとで後悔するという、
困った体質の持ち主なわけで。

でもその困った体質のおかげで、からくもやってこられたような気がしないでもないのです。
ところが、最近は歳のせいか、「まず動く」ということすら躊躇するようになってきて、
これはいかんと思いはじめているところ。

そんなわけで、まあ、あんましむつかしいことは考えず、書きたいことを書いていきます。



いただいていた『おかじょうき』7月号から、気になった句を。

両手首許して@春の海/守田啓子
枯れてゆく音に別れを告げてくる/熊谷冬鼓


一時期、@マークを使った作品を多く見かけましたが、わたしが知っている限りでは、あまり効果的な使われ方をしたものを見かけた記憶がありません。守田さんの句は左右の手首がふたつ、春の海をたゆたうような、言葉にしてしまうとシュールだけど、実際は音楽的でおだやかな感じがします。「許して」のおかげかな。春の海というBGMのおかげかな。
熊谷さんの作品も「音」。入院中の母を見舞ったときにこんな気持ちになりました。ひとは死に近づくと乾いてゆく。枯れてゆく音を感じ取れる鋭敏な感覚は、たぶん、近しいひとだからなのではないかと思います。振り切り難いものを振り切る、そして無理やりにでも前を向く。そんな潔さが好き。

同じく『おかじょうき』6月号からも。

どの色に変えても僕はアミノ酸   角田古錐

これはもう。「アミノ酸」に降参。
いや、言われてみればそうだけど。
アミノ酸が句になる日が来るとは……。と、アミノ酸が感激してそう(笑)
by nakahara-r | 2013-07-07 20:55 | 川柳


<< ねこ 右手の人差し指が >>