漢字のはなし


ひらがな率の高い作品を書いたりするくせに
小説は漢字率の高いほうが好き。
なんかひらがなばっかの小説が芥川賞とったみたいだけど、
ちょっと読む気がしない。

さいきんのお気に入りは松井今朝子。
瑞西製にスイッツル、宝露糖にボンボンドリコールなんてルビが振ってあって、ちょっとぞくぞくする。
蠟燭、燐寸、天鵞絨、襯衣、耶蘇、羅紗、骨牌、瓦斯、蝙蝠、玻璃

こういう華麗なる文字の群れを見ると、もはや話のスジはわりとどうでもよくなって、
ただただ漢字の羅列にここちよく酔うことになる。

カタカナで書かれればどこにでもあるフツーのモノたちも、漢字で書かれるとちょっと違った風情を見せる。
表記ってふしぎだ。



閑の字の木には欅を推奨します/なかはられいこ
by nakahara-r | 2013-03-14 00:58 | ただの日記


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