ちちはははすすきにちかくゆれている

敬老の日になにもしてあげられなかったので、
両親をのせて郡上までドライブする。
国道156号線(通称イチコロ)をひたすら北上する。
長良川に沿って走るこのルートは景色がよくて気持ちがいい。
高速を使えば一時間もかからない道程を一時間半ほどかけて到着。
父方の両親はともに郡上の出である。
父も郡上で生まれ、幼児期までこの地で過ごしたのだった。


うだつの上がる町並みをゆっくり散策する。
これは旧庁舎のある橋の上から見た吉田川。
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民家の脇を流れる「いがわ小途」の清流。ここは生活用水の水路である。
d0162614_2052665.jpgでっかい鯉がわんさかいて、えさをめぐってぬめっとした灰黒のからだが折り重なる。
こ、こわい。











こちらは街道の入り口にある折口信夫の歌碑。
焼け原の 町の最中を行く水の せせらぎ澄みて 秋近づけり   釈迢空
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郡上八幡北町大火を詠む(大正8年8月)とある。







両親と出かけるといつも、これが最後かもしれないという気持ちがこころのどこかにあって、来年のはなしをするとき、気取られないていどに動揺する。
帰りの車中で母が、父と初めてハワイに行ったとき、空港までの車のなかで「さざんかの宿」を歌ったはなしをする。
わたしは青森に行ったとき、青森のともだちと、深夜の青森港で「津軽海峡冬景色」を熱唱したはなしをした。
父が「うえのはつのやこうれっしゃ」と歌い始めて、なぜか三人で大合唱することに。
この時間もいつか思い出になる。
by nakahara-r | 2011-10-09 20:40 | フォト日記


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